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コンテンツ作成に悩む広告マンへ。人がうごくコンテンツのつくり方

悩んでいる人
悩んでいる人
いいコンテンツが思いつかない…いい企画が思いつかない…

こんな悩みを解決できる記事になっております。

「コンテンツ」や「企画」に悩む全ての人へ本記事で紹介するのはこちら。

この本は、「逃走中」「ヌメロン」等、
数々のヒットコンテンツを生み出したプロデューサー
髙瀬 敦也さんが書かれた本です。

マーケティング領域、広告業界で働く方々は、
常々抱いている悩みかと思います。

特に最近流行のコンテンツマーケティングが
取引先からのお題だった場合、頭をフル活用しますよね。

本書ではこのように「コンテンツ化」を紹介しています。

世の中に存在するものは、すべて誰かの発明であったり、誰かの想いが詰まっていたりします。それを生活者に分かりやすい形で伝えたり、感情に訴えかけることで「コンテンツ化」できると考えています。

コンテンツづくりに0から1はなく、
コンテンツは膨大なインプットから生まれ、
コンテンツがコンテンツを生んできた。0から1が生まれることはありません。

「コンテンツ化」にはノウハウがあり、
この記事では、コンテンツをどうやって作っていくのか。
そのヒントを解説していきます。

この記事はこんな人にオススメ
  • 広告関係の仕事をされている方
  • プランナーの仕事をされている
  • マーケティング担当
  • 結婚式の二次会で面白いコンテンツが思いつかない人

結論

人がうごくコンテンツを作る際に、重視するポイントはこちらです。

  1. コンテンツ化とは、ある種のマッチングサービス
  2. コンテンツ化する際、目的が全てを決める
  3. コンテンツ化のコツ7選

それぞれシンプルに分かりやすく解説していきますね。

1 コンテンツ化とは、ある種のマッチングサービス

そもそも、コンテンツ化とは、
「価値を感じたい」と思っている人たちに、
「価値を感じてもらえるよう仕立てる」ことです。

その人たちに価値を感じてもらえた瞬間、
その人たちにとって、そのモノやコトが「コンテンツ」になるのです。

「この世にあるものすべてがコンテンツになりゆる可能性がある」
そして、「誰かがコンテンツだと思えばコンテンツ」となります。

つまり
ターゲットとする誰かが求めているものに対して
物の価値を感じてもらえるように伝えていく。

需要と供給をマッチングさせるコトが第一のコツとなるわけです。

2 コンテンツ化する際、「目的」が全てを決める

まずコンテンツを作る時、
一番最初に決めることは「目的が何か」です。
なぜなら「目的」が決まらないと、
今後の詳細を何も決められないからです。

(例)恋人になりたい人とのデート

恋人になりたい人と映画館デートが決まった時、
目的が「映画を見る」と「付き合いたい」だと
デートにのぞむ姿勢が変わりますよね。

「見たい映画を合わせるのか」
「その後の食事まで事前に準備しておくのか」

常に「目的」をしっかりしておく事が大切!

手段が目的になってはいけない」という話がありますが、
ンテンツづくりでは「目的が手段になりがち」 です。

本当の「目的」が何かを見つけるためには、「なぜ?」を繰り返すこと。
それはなぜ必要なのか。またその理由はどうしてなのか。
どんどん遡っていくと浮き出てきます。

コンテンツは出来上がれば、多くの人に知ってもらいたいのですが、
たくさんの人の心に伝えるために「大義」が欠かせません。

世の中の仕事の目的は詰まるところ「世のため人のため」
そこにニーズがありマーケットが存在する。

3 コンテンツ化のコツ7選

コンテンツ化において、
参考になる考え方7選を紹介いたします。

コンテンツ化考え方7選
  1. 狭める事」
  2. 既視感を利用する」
  3. ベタが最強」
  4. 生活者の気分を考える。」
  5. 「とりあえず伏線を張る
  6. 過去に答えがある」
  7. マネしやすい」

是非参考にして下さい。

1「狭める事」

まず、コンテンツ化をするときのポイントは「どこから見るか、誰から見るか」です。
そして、「狭める」ことで勝手にコンテンツ化ができます。

「狭める」ことでターゲットが明確になり、
生活者にとってみればそれが「自分に関わることなのか否か
直感的に判断できるようになるのです。

受け手に対して「狭めて」あげることで、
分かりやすく」それが「あなたのためにあるのだ」と
気付きやすくしてあげるのです!

「狭める」考え方例

ターゲット例(40歳男性)
→41歳男性・2児のパパ
趣味はゴルフ・会社では昇進一歩手前

予算・素材 狭める例
予算:100万円なのか、1億円なのか。
素材:CMであれば、 15 秒なのか 30 秒なのか
タイトル:万人受けするタイトルなのか、一定層に届けるか

「狭める」とは「イメージを明確にしてあげること」です。
たくさんの人に「広げる」ためには、
まず「超コア」なターゲットを「熱狂」させて、そこから広げることが必要。

2「既視感を利用する」

何かのパロディだと、
「オリジナルへのリスペクトを源としつつ、バカバカしくマネをする痛快さ」
があるのは勿論ですが、新しいコンテンツをつくる上では
「新しいコンテンツに対する拒否感を薄める」効果もあります。

人は新しいものを嫌悪する傾向にもあります。
すでに知っている物の方が安心感出ると思いませんか?

だからこそ、昔に流行ったモノでも、
時代に合う形にパッケージし直せば、再び当たる可能性があります。

過去の事例から次の「当たり目」を探す作業も大事です。
過去に似たようなヒットした商品が存在したというのは
ヒットする可能性がある」ということです。

3「ベタが最強」

ヒットコンテンツは結局全部同じと言われますよね。

例えば少女漫画
  1. 大体、二人が出会った時はうまくいく。
  2. 愛する人同士のすれ違いが発生。
  3. 男側か女側の友達と三角関係になる。
  4. 結局、困難を乗り越えて主人公とヒロインが結ばれる

的な…。それがベタなんです。

このベタに対して、よく「差別化」しようとします。
ただオリジナルのヒット作品に対して間違った方法が、
足し算」になります。

二番煎じで「足し算」された部分は、
オリジナルをつくった人たちがそれを生み出す過程で
「これは要らない」「惜しいけどユーザーに分かりにくいからやめよう」と捨てて「
引き算」してきた部分と同じだったりします。

コンテンツづくりを突き詰めていくと、ベタに行き着くのです。

4「生活者の気分を考える。」

生活者に対して「どういう気持ちで居るんだろう」と考えると、
コンテンツづくりはうまくいきます。

コンテンツ化は価値を感じてもらえる人とのマッチングですが、
マッチングされるまで、ターゲットは「生活者」であり、
日常生活を送っています。ここを考えるのがとても重要なのです。

生活者の姿を具体的に想像するということは、
努力する方向を見失わない」ためでもあります。
そして、そのイメージに自分というバイアスがかかります。
生活者は自分と同じではないのです。

5「とりあえず伏線を張る」

伏線というと、結末ありきで貼っていくものかと思いますが、
結末はどうでもいいので、先に「とにかく張っておく」ことが大事です。

伏線を張るということは「後に何か起こることをほのめかす」ことです。

ワンピースとか鬼滅の刃とかヒット作品から学ぶと分かりやすいですよね!
鬼のような伏線が張られており、読者のイメージを膨らませる。
とにかく、伏線はワクワクするもので、ユーザーや消費者は大好きです。

もしコンテンツを続けていく上で、行き詰まった時にも
予防線として伏線が活躍してくれます。

つまり、「伏線」は
何か生み出すための「エネルギー」であり「種」なのです。

6「過去に答えがある」

最近のビジネスでは、「ストーリー」が重要だと言われます。

ストーリーテリングなんて言葉も流行ってきてますね。

そして、どうしても「今後伸ばすために…」という未来の視点になりがちです。

しかし「未来」の戦略を考えるとき、最も大事なのは「過去」です。
どんな商品やサービスも、その未来の戦略は「過去」に答えがあります。

このストーリーとは、置き換えると背景なのです。

過去の苦難や背景が、消費者の心を掴むお話になるのです。

過去を掘り返し、「言語化していく」すると、
必然的に外してはいけない「ストーリー」の続きがあり、
未来にとるべき戦略が見えてきます。

7「マネしやすい」

「マネしやすい」ということは、
優れたコンテンツとしての要件を満たしているのです。

コンテンツを広げる上で大事なこと
  1. マネしやすいように変えていくこと
  2. 変えられることを許容すること
  3. 許容範囲を大きくするために対処すること

コンテンツを広げるために「影響力のある人に頼る」場合、
むしろ「誰でもいい」ことが重要です。
厳密には、広めたいコンテンツが
誰に頼ってもいい状態になっている」ことが必要です

常に主体がコンテンツ側にあることが大事です。
コンテンツの最大の栄誉は、一般化されることなのです。

コンテンツ化において一番大切なコト

最後に、筆者が伝えてくれた大切なことを引用いたします。

コンテンツは、つくるのも広げるのも、つくり手の「想い」が重要です。
これは「人の気持ち」です。

最も大切にすべきことは、そこに人の気持ちがあるのかです。

つくり手の気持ちも必要ですし、生活者の気持ちを汲み取ることも必要です。

なぜなら、人を動かすのは気持ちだからです。気持ちがないと「伝わらない」のです。

いかがでしたでしょうか?

「コンテンツ作成に悩む広告マンへ。人がうごくコンテンツのつくり方 」
というテーマで書籍を紹介いたしました。

皆さんのコンテンツマーケティングの1つ後押しになればと思います。

似たようにアイデアの作り方も必見ですので、書評を載せておきます。

アイデアが出てこない…そんな人が60分で読める最高の教科書はこちらマーケター・クリエイティブ職必見/ アイデアのつくり方解説 / クリエイティブの教科書 / アイデアに困ったときはこちら / ビジネスマン必読書を簡単に解説...

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