という方におすすめの
「博報堂スタイル」という書籍を紹介いたします。
- 就活で博報堂の内定が欲しい学生
- 博報堂のビジネス学びたい人
- 広告マンについて学びたい人
「博報堂スタイル」の紹介
博報堂スタイル「発想職人のスピリット」は、
元博報堂制作部長の高橋宣行さんが書かれた本です。
- 広告人としての姿勢
- 博報堂のビジネススタイル
- ビジネスマンの基本姿勢
本書は、全60項目にわたって「考える姿勢」が記載されております。
広告業界で働く私が、本書の響いた部分を
要所要所抜粋させていただき、まとめました。
以下5つの観点から参考にどうぞ。
- 広告人はこうあるべきだ
- 広告会社とは
- 博報堂が大事にしているモノ
- 博報堂ではどういう人材が求められているか
- 仕事とは…広告の視点から
広告人はこうあるべきだ
まず「広告人の前に社会人であり、生活者である」、
「一流の生活者になる事」が第一歩です。
これはどう言う事かというと、
広告人は、常に生活者の視点に立って広告を創る必要があります。
広告人と聞くと、アイデアマンや発想力のすごい人の集まりで
遠い存在のように感じるかもしれませんが、
第一に生活者の目線になる事が求められます。
そもそも、広告は社会に向けて発信するメッセージであり、
広告の仕事に携わる際には、
どれだけ生活者の立場で考えられるかが一番大事なのです。
本書ではビジネスの基礎はもちろん、
広告人として大切にしなくてはいけない要素を学ぶ事ができます。
広告会社とは
箇条書きでまとめてみました。
- 自由で想像的で自己主張しやすい空気がある
- 面白さは「世の中の大きな流れを作り変える事」ができる事
- 広告会社とは、幸せを売る作業である
- 広告はコミニケーション業
- 「いてもいい」から「いないと困る」企業
そもそも、広告代理店とは、
広告主様と生活者の「間」にある存在です。
ただメディアにのせるだけなら広告会社はいらない。
だからこそ、広告はコミニケーション業なのです。
モノやサービスを通して、生活者にどんないい夢が与えられるのか
そんな幸せを想像しながら広告を創っていく・
つまり「いてもいい」から「いないと困る」企業を目指す。
広告会社とは代理業ではなく、パートナーなのです。
博報堂が大事にしているモノ
博報堂を支える2つの発想があります。
それは、①生活者発想と②マーケティング発想です。
そして「粒ぞろいよりも粒ちがい」という人材の観点があります。
それぞれについて解説します。
・人間観察で兆しを読む事です。
・コミニケーションで最も大切なことは相手を知ること。
・「人を動かすものは何か」
「なぜ人は買うのか」そこを突き詰めている。
・本当の顧客志向を目指している
二つの考え方が根底にあります。
①顧客本位
②戦略構想
・提案は企業ではなく、世の中に合わせていく。
・世の中に受け入れられるか。
社会にインパクトを与えられるか。を考えている。
博報堂は、人間から発想する体質を磨いてきました。
全体が読め、仮説を立てて、
周りをグイグイ引っ張っていくパートナーになっていったのが博報堂です。
博報堂は、企業と生活者のまん中で、価値を提供してきました。
人間中心に発想するピープルビジネスなのです。
2500社を超える企業のそれぞれの課題に対し、
個性ある解決法を提供していく。
そして、自分の責任の上で仕事を創り出すことを求められる。
「個人商店の集合体」のような組織なのです。
個人の資産を最大限に伸ばして、既製品ではなく注文服を創る会社です。
博報堂ではどういう人材が求められているか
こちらについては、就職活動や転職を考えられている方々に対しての内容です。
本書を通して、どういう人材が求められているのかまとめてみました。
※箇条書きにて失礼します。
- 広告が好きという人
- 自発的に行動できる人
- 知恵を持って進められる人
- 創造性豊かな人
- 好奇心を持っている人
- 頭の中で絵が描ける人
上記の中で特に気になった3つ紹介いたします。
知恵を持って進められる人
知恵とは、「知識を生活や行動に組み込んだもの」
「事実が完全にどうか吸収され、新しい洞察を生み出したもの」。
つまり自分で考えて、自分の意見を持てる人が優秀な人材です。
好奇心を持っている人
- 好奇心が強いと「もの知り」になりたがる
- すると、情報が入ってくる
- 情報が貯まると見えなかったものが見えてくる
- 全体が見えると、新しい組み合わせを考える
- 発想を飛躍していく
- イノベーションが起きる
好奇心が旺盛な人は、
将来的にはイノベーションを起こせる人材になるという事です。
頭の中で絵が描ける人
自分の考えに対し、共有の絵やイメージを作れるという事です。
広告マンはそもそも絵が描けないと進まないモノです。
そもそも、「絵を描く」とは「仮説を立てる事」
仕上がりのイメージを描く事がいい人材の条件なのです。
仕事とは…広告の視点から
ビジネスマンに大切なことは、
「モノは売るのではなく、意味を売る」ことです。
どう売るかではなく、「売れるモノをどう創るか」の発想が必要。
「そのモノが自分の幸せに何をしてくれてるのか」
感動や幸せや快適さに通じる意味を売るのがビジネスマンなのです。
最後に
以上、「博報堂に採用される為に読むべき本「博報堂スタイル」を紹介・解説しました。
広告代理店に入社したい人、広告人として磨きをかけたい人にはおすすめの本です。
下記本についても必読書として存在しますので合わせてご確認ください!