メールの書き方なんて、
学校でも大学でも教えてくれなかったですよね。。。
こんな悩みをもつ皆さんに取って、解決できる本があったので解説します。
こちら、メンタリストのDaiGoさんが書かれている本で、
心理学に基づくメールの書き方について教えてくれています。
さすがDaiGoさん、本当に読みやすい。
ささっと1時間ちょっとで読めるくらい分かりやすかったです。
この記事では『人を操る禁断の文章術の内容』を書評致します。
この記事を読み終えれば、
メールスキルが10段階位レベルアップしていますよ!
人を操る禁断の文章術
冒頭に記載されているのですが、こちらの本は、
「相手を思うままに行動させたい人のための本」です。
文章とは、
読ませるために書くものではない。
行動させるために書くものだ。
それでは、一緒に文章で相手を思い通りに動かす
STEP1「書かない」3つの原則
STEP2 人を動かす7つの引き金
STEP3 実践「5つのテクニック」
について勉強していきましょう。
「書かない」3つの原則
いきなり「書かない」原則なの!と思いましたが、
「書かない」3つの原則とは下記です!
1 あれこれかかない
2 きれいにかかない
3 自分でかかない
いわゆる禁止事項ですね。それぞれ解説していきます。
「あれこれ書かない」
・まずはこの文章を読んだとき、相手にどんな行動をして欲しいかで考える。
・人は、受け取った情報が少ないと、勝手に想像予測する傾向にある。
→そこをうまく利用する!短い文章で伝える。
・ゴールを1つに絞り込み、文章の中に込めるのは1つのメッセージのみ。
・誰(どんな人)が読むのかの確認と分析が必要になる。
・「伝わる文章」よりも「したくなる文章」をイメージしましょう。
・あえて文章を短くして、読み手の想像力を借りよう。
「きれいにかかない」
・そもそも小綺麗でお利口な文章は読まれない
・人は、論理ではなく感情で動く
・だからこそ、話しかけるように書くことが大事
・読み手の感情と想像力を刺激するイメージで文章を作る
・当たり障りのない綺麗な文章は必要ない!
・綺麗な文章では、人は動かせない。
「自分で書かない」
・読み手の心を読んで書く。
…読み手が何を考え、どうしたいと願っているのか考える。
・その条件がわかると、書く文章も変わる。
・マインドリーディングを行う
…相手の心を読んで、どういう言葉なら反応するか
…SNS等を用いて、その人の好きなものを調べる
・メッセージを送る相手を分析、言葉を選び、文章を作成していく
※人は自分の欲求と関連したことが書いてあると気づいたら目の前の文章を読もうとする
・魅力的なキーワードを散りばめると読み手がキーワードに気づく
読んだ後に行動してくれるか。
自分の頭の中を探る時間は最小限に。
刺さる言葉は自分の中ではなく、相手の心の中にある。
人を動かす7つのトリガー
①興味
相手が興味のあることを一文に散りばめる
snsやネットだけで相手の興味のあることを知ることができる。
事前のリーディングが大事。
②ホンネとタテマエ
相手の本音を見抜き、認めてあげる。
すると信頼してくれる。本音を話してくれる。
キーワード:「〇〇だって人間ですから」「普通の人だったら」
理想と現実の狭間で揺れるギャップが大きいほど強いエネルギーに変わる。
③悩み
悩みを解消してくれる何かがあると期待してしまう
悩みの9割はHARM
(Health, Ambition, Relation, Money)
年齢層に合わせて悩みを合わせてあげると人は興味が惹かれる
④ソントク
人は、5000円の徳より、5000円の損を嫌う。
デメリットとメリット両方伝える、両面掲示が大切。
ネガティブな情報を先に掲示して、ポジティブな情報を伝えるという順序。
正直にデメリットを伝えると信頼が得られる。
⑤みんな一緒
みんながしていることは正しいと思う人の特性。
読み手が一緒になりたい、帰属したいと思っているカテゴリーを知る。
「自分だけ乗りおくれるかも」という恐怖が人を駆り立てる。
例:〇〇%の人が〇〇していますよ 等
⑥認められたい
人間の持つ承認欲求をうまく使う。
キラーフレーズ:
「こんなの初めて」「あなたのおかげで変わりました」を文章に盛り込む。
承認欲求をくすぐることで人は動いてくれる。
⑦あなただけの
人は持っているものがなくなりそうになると激しく求める。
「〇〇さんだから打ち明けるんですが」
「誰にも言わないでください」
「読んでいただいてる人たちだけのチャンスです」等
人は数量限定よりも情報の限定に弱い傾向にある。
そのまま使える5つのテクニック
① 書き出しはポジティブに
まずツカミが大事となります。
初頭効果(初対面の印象は7秒で決まり、半年間持続する)を活用した
文章作りが必要です。
「お疲れ様です」→「おはようございます!」
に変えるだけでもポジティブになります。
書き出しは文章の初対面。
② なんども繰り返す
同じ意味と感情を、文章の中で言葉を変えて繰り返していきます。
繰り返しで説得力が増していくのですが、
同じ言葉を三回以上使うことはよくないです!
表現を変えて10回繰り返すことで相手の頭をジャックしましょう。
③ 話しかけるように書く
人は文章よりも会話のほうが内容を覚えやすいです。
自分がこう言ったら相手はこう反応するだろうなと想像することが大事!
1人2役で書くことも使えるテクニックの1つです。
④ 上げて、下げて、また上げる
読み手を不安にさせた後にグッと持ち上げること。
ドラマと一緒ですね。何事にもピンチが必要です。
まずは、最も明るい話題を冒頭に持ってくる。
次に、マイナス情報を正直に開示する。
最後に、マイナスに対する対処、解決策を示してあげる。
⑤ 追伸をつける
あらゆる文章の中で人が最も読み、
心に残るのは追伸部分であると証明されております。
心理学では「ツァイガルニク効果」と言われ、
まだ続きがあることの方が強く記憶に残る。
確かに、ドラマの予告や
「To be continued」も次が気になってしょうがないですよね。
▼追伸を書く際の注意点です。
①追伸の前に一度話を終了させておくこと。
②追伸の短文にクライマックスを作ること。
最後に
みなさまいかがでしたでしょうか?
メールの文章、資料を作るのが苦手な方であれば、
すぐに実践できる内容だったのでは?と思っております。
私も文章を書くよりも、営業なので話す方が得意なのですが、
こういう使い方もあるんだと勉強することができました。
返信全然もらえないんだよなーと思った時に、再度読み直すようにしておきます。
「文章の力で人を動かす」早速実践してみようと思います。
本書では、例文等もかなり記載してありますので、
気になる方はこちらからどうぞ。
最後まで読んでいただきありがとうございました!